ビリギャルをみた。

 
 
 
先日ゲオでレンタルが開始されたビリギャルをみた。
 
 
 
まず結論からいうと、わたしはビリギャルの映画はすごくよかったと思う。ビリギャルに関しては賛否両論が多数あると思うし、本を読んでみたいという気にならなくて本は読んでいないのだが映画はすごく気に入った。
 
 
 
個人的に有村架純ちゃんがすごく好きでビリギャルみてみようと思って借りてみた。もちろん、架純ちゃんは可愛かったのだが、吉田羊さんの演技にすごく感動した。ほんとにあーいうお母さんいるだろうなって思いながら見ていた。自分でもびっくりしたのだがさやかが受験をあきらめようとしてあーちゃんの仕事場にいくシーンで気づいたら涙が出ていた。最近涙腺が緩んでいるせいで、ちょっとした感動シーンでも泣いてしまうことが多い…。
 
 
泣いてしまった理由には自分の大学受験の辛さと重ねてしまったところもある。
まったくもってさやかちゃんの受験ストーリーとは違うのだが所々共感できた。自分もそうだったなあ〜って思いながら映画にのめり込んでいた。
 
  • 自分の想いをノートにかく       
受験の最後のほうってほんとに孤独だった。親は自分のことを1番近くで応援してくれているし子供の気持ちだってわかってるけどあえて自分から口を突っ込まない。ほんとに追い込まれているときになにか言葉をかけてしまうとプレッシャーになってしまうってことはわたしの親(特に母親)は理解してくれていたと思う。不安で押し潰れそうな気持ちをどこにぶつけるかってなるとノートが1番心が落ち着いた。それで不安がなくなるわけではないのだけれども。
 
  • 試験中お腹がなっちゃう
わたしはコーヒーを飲んでというわけでもなく、体質的にお腹がなりやすかった。とくに周りが静寂のときこそ意識しちゃってお腹がなることがしばしばあった。ほんとにはずかしい…。周りは集中してるから気にしてないとは思うんだけど、すごくはずかしかった…。そんなわたしはテストが始まる前にお腹がなりませんようにってことを祈ってたと思う。
 
 
まああと映画のさやかちゃんとは同じっていうわけではないけど、わたしも父とよく対立していたなと。父のかける言葉がわたしにとっては腹が立つというか気に障ることが多くて。別に父もそういうつもりで言ってたわけではないと思うけど、ピリピリしていた自分にとって寛容になってとらえることができなかった。いつからか父の言葉がすごく自分にプレッシャーになってた。映画のさやかちゃんの父もそうだったけど、父は子どもに大いなる期待をもつ。子どもはその期待に応えなきゃって思うけど、あるときから自分のことを苦しめているって気づくときがくる。それが感情に出て爆発する。わたしも父と受験生のときに何度もけんかした。父とけんかしたって勝てっこないことなってわかっていたけど。あとから冷静になって考えてみると、期待されるってことは幸せなことなんだなと。自分に関心があって、自分に可能性があると思って期待してくれている。けれど当時の自分はそんなことには気付けなかった。
 
 
 
さやかちゃんに会ったことないから本人がどれくらい努力したのかはわからないけど、ほんとに努力は裏切らない。それは自分も大学受験で経験した。神様は最後の最後までちゃんと見てくれているんだなって思えた。別に大学に行かなくたっていいし、大学に入るのも推薦で入ることもできる。自分もできれば推薦で入りたかった。でも、一般受験してほんとによかった。自分のなかでなにか変われた気がするし、あの経験はずっと忘れないと思う。おおげさだろって思うかもしれないけど経験した人にはわかると思う。今年もセンター試験がはじまっていよいよ受験シーズンに入る。わたしの友人や後輩もこのセンター試験をうけ、2か月の戦いが始まる。彼女たちにとっていい結果が残せることを心から願っている。